・・・歌詞とか・日記とか
         
 

 
 
ゆるやかな 起伏を描く道 
 待ちわびた太陽が顔を出す

 誰か投げたボール 
 ぽんぽんと跳ねていくよ
 日当たりに溢れる大通りを抜けて

 そわそわしている 新しい毎日
 ずっとそばにいる 
 当たり前のことではないのだ
 当たり前のことでは!


 ここにあるものは 見えているよ 
 さりげない小さな優しさも

 君がくれた言葉 
 ぽんぽんと跳ねているんだ
 日当たりに溢れる大通りを抜けて

 そわそわしている 新しい毎日
 とっておきの日常 
 ありふれたことではないのだ
 ありふれたことでは!

 丘に咲いた向日葵 遠い空の飛行機 
 肩を並べていこうか ずっと


 
   
 空が目を 閉じようとしている 
 夕暮れの 闇がせまっている
 落ち着かない気持ちをころがして 
 移り変わる世界を歩いてゆく

 だからという訳じゃないが 
 僕らはさっきから黙ったまま

 今は ちいさな可笑しさを探して
 君が笑いはじめるのを待っている 
 それさえあれば


 駐車場さえ 次第に消えていく 
 街がビルに 沈んでしまうよ
 あの大きなケヤキも見えなくなった 
 移り変わる世界を歩いてゆく

 だからという訳じゃないが 
 僕らはさっきから黙ったまま

 今は ちいさな可笑しさを探して
 君が笑いはじめるのを待っている 
 それさえあれば

 それさえあれば


 
   
 雲が行き交っていく夜空 君の帰りを待っている
 窓を開けて 空をみる 君の帰りを待っている

 アスファルトの ほころびも冷めて 
 あとかたもなく 一日が終わる

 夜は 浮かび沈んで 
 かすかに震えて 僕の胸を騒がせる
 まるで秋風のような 柔らかな空気 
 早く 君に会えたらいいのに

 三日月と カラスの影法師 君の帰りを待っている
 近くの公園へと歩く 君の帰りを待っている

 やるべきことは 溢れているのに 
 ときどきひどく 虚しくなるんだ

 夜は 浮かび沈んで 
 かすかに震えて 僕の胸を騒がせる
 まるで秋風のような 柔らかな空気 
 早く 君に会えたらいいのに

 うまくいかないことを 全部ならべて
 うまく出来ることを 探し出そうとする
 積み重ねるような 毎日を願って 
 ときどきひどく 恋しくなるんだ


 
   
 音が消えた 真夜中を 
 整えるような 細かい雨が満たす
 ためらいながら雨足は
 消え入りそうに震えて 風を見せる

 そして 眠りの 途切れ目は 
 たわんだ大気圧の夜

 ほら  理由もなく 悲しくなるだなんて 気のせいだろう?


 目覚めかけた まどろみは
 忘れかけた 出来事を引き出そうとする
 去り行く君の ひと言と
 最後に見せた横顔が 浮かんで消えない

 外は テラスの植物と たわんだ大気圧の夜
 それは こころの柔らかい場所を
 わずかにだが くすぐっている

 そうか 君の夢を 見ていたような そんな気がするんだ

 そのつぶやきは 軽やかで
 口笛のように かすれて 夜に消える


 
 
 くたびれた誰かの 頬をなでる 
 すばらしい音色を探して
 くたびれてしまっても 君を思って 
 嗄れた声で 手さぐりをする

 追いかけても 追いかけても まだ 
 僕の声は 君の髪を揺らせやしない
 追いかけても 追いかけても まだ
 そこに見える 君のドアに 触れられやしない

 飛び起きてみては 目を閉じてしまう 
 暗がりの中で 手をのばす

 くたびれた誰かの 頬をなでる 
 すばらしい音色を探して
 くたびれてしまっても 君を思って 
 嗄れた声で 手さぐりをする


 追いかけても 追いかけても
 足りない声は 広い空に 消されそうになる

 駆け出してみては 足がすくんでしまう 
 暗がりの中で 手を伸ばす

 くたびれた誰かの 耳に届く 
 真っ白な言葉を探して
 くたびれてしまっても 君を思って 
 嗄れた声で 手さぐりをする


   
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